『ドアンス・スイング・ブアース(仮)』
作・演出 細川洋平
2018年10月12日(金)〜14日(日)
池袋・スタジオ空洞
出演 吉増裕士(ナイロン100℃/リボルブ方式) 滝寛式(はえぎわ)
加瀬澤拓未(劇団献身/ロリータ男爵) 横手慎太郎(シンクロ少女) ほか
時間が一方向にしか進まないリニアな世界の“外側の存在”。彼らには積み重なる年月はなく
いくつもの“現在”を散発的に体験していく。彼らが私たちに交わるとき、それは悲劇か。
ミニマムにその場でしかできない公演をしたくてここ数年スタジオ空洞にこだわって作ってきました。今回も同じく白い空間で演劇と映像の狭間みたいな演目を作りたいと思っています。人は老いていく時間の中でいくつもの誕生に出会います。それを新たに見つめながら置き去りにされている存在や閉じこもらざるを得ない存在というものにもまなざしを向けていけたらなどと考えています。とにもかくにも今回の演目もこれまで通りのささやかなやりとりや憤りを描きつつ時にはドアンスしたりスイングしたりしてまるで演劇公演そのもののようなことをやりつつひっそりと生きている人間たちや社会との関わりを描いていく予定です。ただこれから台本を書くので全く違うものになるかも知れません。『ドアンス・スイング・ブアース(仮)』に(仮)がありますように、そういうことです。せめて「ほろびて」というユニット名だけでも覚えていただければうれしいです。どうぞよろしくお願いします。